イギリス的人生

小野寺 健

小説の魅力は、その背後に立ち現れる、時代を社会を文化を読み取る面白さでもある。オーウェルら20世紀イギリス小説の世界を独自の視点で案内。

イギリス的人生
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 1,100円(税込)
  • Cコード:0195
  • 整理番号:お-50-1
  • 刊行日: 2006/09/06
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:448
  • ISBN:4-480-42258-7
  • JANコード:9784480422583
小野寺 健
小野寺 健

オノデラ タケシ

1931年横浜に生まれる。東京大学文学部英文科卒業。同大学院修了。横浜市立大学名誉教授、日本大学講師、文化学院講師。著訳書に『英国文壇史1890?1920』、『E.M.フォースターの姿勢』、マーガレット・ドラブル『碾臼』、ジョージ・オーウェル『オーウェル評論集』、アニータ・ブルックナー『秋のホテル』『結婚式の写真』『嘘』、バーバラ・ピム『秋の四重奏』、E.ブロンテ『嵐が丘』ほか多数。

この本の内容

反応は遅いが落ち着いていて、息がながく、飽きることが無い―これがイギリス人といえる。文学作品にも良く現れている。夏目漱石がいち早く注目したオースティンの小説は、何事も起こらない、何ページ読んでも、書かれるのは日常生活のことばかり、だが、人生の本質を見事に描く。理解しづらいイギリス、この国の小説を読み続けてきた著者が国民性の側面からロレンス、オーウェル、フォースター、ドラブルをはじめ、20世紀イギリス小説の世界を案内する。鋭い視点に貫かれた随筆集。

この本の目次

シェイクスピアの国
私の好きなイギリス小説
着古した上衣
セント・アイヴズの光と風
文壇への道
倦怠の果実―マーガレット・ドラブルI
自意識の部屋―マーガレット・ドラブルII
忍冬のにおう午後―マーガレット・ドラブルIII
はなやかな観念―アイリス・マードック
噴水と青銅のランプ―イーヴリン・ウォー〔ほか〕

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