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ちくま文庫

バーボン・ストリート・ブルース

ガンコであり続けた 男のあっぱれ人生

流行に迎合せず、グラス片手に飄々とうたい続け、いぶし銀のような輝きを放しつつ逝った高田渡の酔いどれ人生、ここにあり。 【解説: スズキコージ 】

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42430-3

Cコード

0123

整理番号

-55-1

2008/04/09

判型

文庫判

ページ数

272

解説

内容紹介

フォークソングが一世を風靡した頃、奇妙な曲「自衛隊に入ろう」が話題になった。「あたりさわりのないことを歌いながら、皮肉や揶揄などの香辛料をパラパラふりかけるやり方が好き」な高田らしいデビュー曲である。以後、世の流行に迎合せず、グラス片手に飄々と歌い続けて40年。いぶし銀のような輝きを放ちつつ逝った、フォークシンガー高田渡の酔いどれ人生記。

目次

序章 自衛隊に入ろう
第1章 貧乏なんて怖くはない
第2章 初めてのレコードからかれこれ三十年
第3章 普通の人々の生活を歌に
第4章 旅のおもしろさはなんといっても人と街
第5章 文化鯖が大好き
第6章 「街の記録写真家」
第7章 今日も僕は「いせや」で焼酎を飲む

著作者プロフィール

高田渡

( たかだ・わたる )

1949年、岐阜県に生まれ東京に育つ。中学卒業後、昼間は印刷会社で働き夜は定時制高校に通う生活を送る中、アメリカのフォークソングに傾倒し曲作りを始める。68年、フォークキャンプで『自衛隊に入ろう』を唄い注目され、翌年『高田渡/五つの赤い風船』でレコードデビューを果たす。自作のほか、演歌師や山之口貘をはじめとする詩人の現代詩に曲をつけるというスタイルを確立。そんな独自の手法でフォークソングを次々と送り出し、40年近く全国各地で唄い続けた。05年死去。(撮影:上久保愿)

この本への感想

高田渡の「バーボン・ストリート・ブルース」を読んだ。
今月公開される映画「タカダワタル的ゼロ」も見たいと思っている。

高田渡は2005・4・16ツアー中の北海道で亡くなった。
その破天荒な生き方は音楽の歴史に残るだろう。

本の感想は別に書くとして個人的な経験を書きます。

私は彼のコンサートを二度聞いたことがある。
1回目は学生時代に福岡で
そして2回目は十年前位に大阪で。
大阪のコンサートでは最初からかなりお酒が入っていて歌がだんだん静かになる。
そしてどうも音が続かないと思ったら、なんとステージの椅子の上で歌いながら寝ていたのだ・・・
この話はこの本にも書かれている。
本人はそんなにはなかったと書いているがなぎらけんいちも言っているようなのでよくあったのではないかと思う。

ついでに彼の「僕の映画べスト3」だけ紹介しておきます。

鉄道員(イタリア映画)
ニューシネマ・パラダイス(イタリア映画)
裸の島(新藤兼人監督)

なかなかしぶいべスト3です。

学生時代の友人がよくこの歌を歌っていました。
山之口貘の詩を歌にしたタカダワタルの「生活の柄」です。
(以下略)

大津留公彦

さん
update: 2008/04/24

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