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ちくま文庫

完本 カリスマ 中内いさおとダイエーの「戦後」(下)

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42631-4

Cコード

0195

整理番号

-14-8

2009/10/07

判型

文庫判

ページ数

480

解説

内容紹介

一代にしてダイエーを日本最大の流通帝国にのしあげ、「戦後最大の成功経営者」の名をほしいままにした中内功は、晩年「戦後最大の失敗経営者」という烙印を押され寂しく彼岸に渡っていった…戦後史の透視図に、中内ダイエーの誕生から消滅までの全軌跡を刻みつけたノンフィクション、ダイエーの産業再生機構入りから解体、中内の死までを新たに加え、ついに完結。ページの向こうに、生きた日本人の戦後史がたちのぼる。

目次

第5部 膨張と解体(裸のラストエンペラー
持ち株会社第一号とローソンの反乱
宮古の怪、福岡の謎
南島のファミリーカンパニー
夢のまた夢)
第6部 懊悩と焦燥(中内ダイエーの一番長い日
インサイダー疑惑の衝撃
堕ちた偶像
幻の流通革命)
第7部 終焉と残照(無念の退場
革命児最後の日々
時代を照らした二つの星
戦後戦記の輝き)
エピローグ 堤清二氏との対話
「完本 カリスマ―中内功とダイエーの「戦後」」のための短いあとがき

著作者プロフィール

佐野眞一

( さの・しんいち )

1947年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家に。時代をえぐりとるようなルポや、綿密な資料調査と粘り強い取材によって日本近現代史の巨大なテーマに正面から迫る作品を書き続けている。『旅する巨人』で大宅壮一ノンフィクション賞、『甘粕正彦 乱心の曠野』で講談社ノンフィクション賞を受賞。著書は『東電OL殺人事件』『阿片王――満州の夜と霧』 『あんぽん 孫正義伝』『劇薬時評――テレビで読み解くニッポンの了見』『別海から来た女――木嶋佳苗 悪魔祓いの百日裁判』他多数。

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