軍司貞則
( ぐんじ・さだのり )1948年生れ。ウィーン大学で学ぶかたわら、ヨーロッパ全域を取材 する。帰国後、ノンフィクション作家として、政治・経済から食 糧・教育問題まで、幅広いジャンルの作品を発表する。主な著書に 『高校野球「裏」ビジネス』(ちくま新書)、『滅びのチター師』 『ナベプロ帝国の興亡』(ともに文藝春秋)、『空飛ぶマグロ』 『本田宗一郎の真実』(ともに講談社)、『学校再生』『麻薬脱 出』(ともに小学館)などがある。
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09年秋、マグロ業界に大きな影響を与える国際交渉が始まり、日本の食卓が変わる。日本人に欠かせないマグロは、そもそもどのようなプロセスで届けられているのだろうか。川上の「生産者」と、彼らの獲ったものを扱う「荷受」「市場」「加工業者」「中卸」「大手量販店」、それに「一船買い」の大商社など、複雑なビジネスの仕組みを整理し、「マグロ騒動」の意外な真実を解き明かす。
第1章 マグロの街、串木野の嘆き
第2章 マグロ流通革命
第3章 日日戦争
第4章 中国・台湾でサシミを食べるのか
第5章 巻き網戦争
第6章 マグロの未来学
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