大川渉
( おおかわ・わたる )1959年生まれ。大阪で育つ。文筆家。早稲田大学卒業。酒場巡りや町歩きに関するエッセイや書評などを新聞・雑誌に執筆。無頼派の作家、作品に詳しい。著書に『下町酒場巡礼』『文士風狂録─青山光二が語る昭和の作家たち』『東京オブジェ』など。編集と解説を担当したアンソロジーに『聴雨・螢 織田作之助短篇集』『短篇礼讃 忘れかけた名品』がある。
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東京には忘れられた歴史がいっぱい。実際に町を歩き、歴史が刻まれたオブジェ(物体)を発見することでもう一つの歴史を実感できるのだ。ホームラン地蔵、力道山の墓などのスポーツ。樋口一葉旧居跡に残る井戸、太宰治心中場所などの文学。ジョンとヨーコが語り合った喫茶店、弁士塚などの芸能。さらには近藤勇の墓など歴史の陰にあるものを探し出す。図版・地図多数収録。
第1章 美の鬼才たち
第2章 文豪の足跡
第3章 スポーツの栄光と悲劇
第4章 映画と音楽
第5章 一芸をきわめる
第6章 歴史のかげで
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