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ちくま文庫

身体能力を高める「和の所作」

なぜ能楽師は80歳になっても颯爽と舞うことができるか? 「すり足」「新聞パンチ」等のワークで大腰筋を鍛え集中力をつける。  【解説: 内田樹 】

定価

660

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42754-0

Cコード

0177

整理番号

-40-1

2010/10/06

判型

文庫判

ページ数

192

解説

内容紹介

能楽師が、80?90歳になっても颯爽と舞っていられるのは、表層筋だけに頼らない独特の「所作」による。「すり足」「新聞パンチ」「ストロー呼吸」などのエクササイズによって、大腰筋を鍛え、呼吸を深くすることで、集中力がつき、持久力のある身体になる。心と体を変えるエクササイズ。文庫化にあたり、新たに呼吸法を加筆した。

目次

第1章 なぜいま「和の所作」なのか(子供たちの様子がおかしい
衰える一方の子供の運動能力 ほか)
第2章 深層筋の働きと呼吸(表層筋と深層筋
大腰筋を活性化せよ ほか)
第3章 姿勢を整える「和の所作」(すべての基本は姿勢から
明治維新は姿勢が決め手だった? ほか)
第4章 身体能力を高める「和の所作」(大腰筋を意識する
腹筋の鍛えすぎに用心 ほか)
第5章 心を鍛える「和の所作」(日本人の心は腹にあった?
声はよくも悪くも「越える」こと ほか)

著作者プロフィール

安田登

( やすだ・のぼる )

安田 登(やすだ・のぼる):1956年生まれ。 能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。関西大学特任教授。 著書に、『身体能力を高める「和の所作」』(ちくま文庫、2010年)『異界を旅する能』(ちくま文庫、2011年)、『日本人の身体』(ちくま新書、2014)、『身体感覚で『論語』を読みなおす――古代中国の文字から (新潮文庫、2018年)、『見えないものを探す旅――旅と能と古典』(亜紀書房、2021年)『古典を読んだら、悩みが消えた。――世の中になじめない人に贈るあたらしい古典案内』(大和書房、2022年)、『魔法のほね』(亜紀書房、2022年)など多数。

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