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定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42781-6

Cコード

0121

整理番号

-30-6

2010/12/08

判型

文庫判

ページ数

384

解説

内容紹介

家康は野戦指揮官として優れているだけでなく、巧みな外交手腕と緻密な財政感覚をも備えていた。天下統一に向けた家康の多面的な活動を辿り、自らの葬儀をも利用して「徳川の平和」を維持し発展させようとした後半生を描く。

目次

第11章 「対韓講和」に見る外交手腕
第12章 家康は「鎖国主義者」か
第13章 「貨幣経済」の導入と鉱山開発
第14章 継承されなかった「外交センス」
第15章 「大坂の陣」は家康の“策略”に非ず
第16章 「お袋専制と乳呑子」の悲劇
第17章 幕藩体制確立への「忠誠試験」
第18章 「大御所」の最期

著作者プロフィール

山本七平

( やまもと・しちへい )

大正10(1921)-平成3(1991)年。東京生まれ。青山学院高等商業部を卒業。昭和17年徴兵され、フィリピンで敗戦を迎える。収容所生活の後、22年復員。33年に山本書店を創立し、主に聖書学関係の本を出版する。昭和45(1970)年にイザヤ・ベンダサン名で出した『日本人とユダヤ人』が大ベストセラーになり、第2回大宅ノンフィクション賞を受賞。以後、自らの戦争体験や独自の日本人論をテーマに多数の著作を残す。その業績に基づき、56年、第29回菊池寛賞を受賞した。著書として、他に『洪思翊中将の処刑』(ちくま文庫)など多数ある。(写真提供:文藝春秋)

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