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定価

946

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42846-2

Cコード

0160

整理番号

-10-2

2011/06/08

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

福島原発の事故はすでに起こっていた?七〇年代、原子力船「むつ」の放射線漏れ事件を背景に、安全よりも巨大利権が優先される過程を鋭く衝いたドキュメント・ノベル!官僚と電力会社の主導権争い。アメリカをはじめとする諸外国の思惑。怪しい動きを見せるメディアや広告代理店。受け入れをめぐって揺れる地元と住民運動。そして下請け労働者の過酷な現実。これはすでに「戦争」なのだ。

目次

公害の未来地図
「貴族の館」の老人
企業からの宣戦布告
デッド・コピー
安全論争
技術者の夢
「むつ」逼塞
タカの目
美浜一号炉の怪
柔和な微笑〔ほか〕

著作者プロフィール

田原総一朗

( たはら・そういちろう )

1934年滋賀県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。岩波映画製作所を経て、64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)開局とともに入社。77年よりフリー。テレビ朝日系「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、戦後の放送ジャーナリストひとりを選ぶ城戸又一賞を受賞。現在、早稲田大学特命教授として大学院で講義をするほか、「大隈塾」塾頭も務める。著書に『日本の戦争』(小学館)、『日本政治の正体』(朝日新聞出版)、『デジタル教育は日本を滅ぼす』(ポプラ社)、『なぜ日本は「大東亜戦争」を戦ったのか』(PHP研究所)ほか。

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