武田知弘
( たけだ・ともひろ )1967年、福岡県出身。西南学院大学経済学部中退。大蔵省職員、塾講師、出版社勤務などを経て、2000年からフリーライターとなる。国際情勢の深層、裏ビジネス、歴史の秘密など、世の中の裏側に関する著述活動を行っている。主な著書に『ナチスの発明』『ヒトラーの経済政策』『教科書には載っていない! 戦前の日本』『ワケありな国境』『ワケありな日本経済』『教科書には載っていない大日本帝国の真実』『生活保護の謎』など。
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地図上に引かれた一本の線。国の内と外を隔てるこの境界をめぐって、古来さまざまな歴史やドラマが生み出されてきた。領土をお金で拡げていった国、自国の中に敵国基地を持つ国、首都が独立運動を始めた国。隣国への不法入国マニュアルを作ってしまった国もあれば、領土をもたない国だって存在する。世界はまだまだ不思議と驚きに満ちている。日本人の当たり前からはみ出たそんな世界の“常識”を、60のトピックをとおして楽しく紹介。
第1章 南北アメリカ編(国の広さも金しだい―領土をドルの力で広げたアメリカ
世界最大の飛び地―アラスカがアメリカ領になったワケ ほか)
第2章 ヨーロッパ編(東西冷戦の象徴―ベルリンの壁は国境線ではなかった
世界最小の国―バチカン市国ができた理由 ほか)
第3章 中近東・アフリカ編(中近東に残る列強の爪痕―作られたアラブ諸国の国境線
最近まであった国境未画定地域―サウジアラビアのテキトーな国境 ほか)
第4章 アジア・オセアニア編(チベットを離さない中国―チベットを独立させないワケ
もう1つの中国―台湾はこうして生まれた ほか)
第5章 日本列島編(島国の特権か?―日本は世界有数の広い国?
かつて東アジア・東南アジア全域を制した―第二次大戦期の日本の支配圏 ほか)
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