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ちくま文庫

大衆食堂パラダイス!

定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42859-2

Cコード

0195

整理番号

-12-2

2011/09/07

判型

文庫判

ページ数

368

解説

内容紹介

「大衆食堂」…上京者にとっては、消えてしまった故郷に最も近い場所。サバ味噌定食と、うどんとカレーとステーキと、ジュースが平気でならぶその場所はまた、日本人が近代このかた何を食べてきたのかを示す、記憶の一大集積所でもある。そんな日本の「大衆食堂」の数々をめぐって紹介し、その魅力、愉しみ方、めしくう快楽を語りつくす。日本人よ、今こそ、気取らず力強く飯を食え。

目次

第1章 望郷食堂編 食べればしみじみ故郷(わが望郷食
食べればしみじみ故郷の食堂たち)
第2章 ぶらぶら食堂編(1)通りがかりの食堂とめしとまち(ビフテキも大衆めし(東京都北区・天将)
神戸、大衆食堂は街の生きものだ(神戸市・皆様食堂ほか) ほか)
第3章 ぶらぶら食堂編(2)大衆食堂の影を慕いた(悩ましい大衆食堂(東京都台東区・神谷バーと中央区・たいめいけん)
江戸期の残像(長野県小諸市・一ぜんめし 御休處 揚羽屋) ほか)
第4章 追憶食堂編 変わりゆくまちと大衆食堂(場所の記憶。変貌する戦後闇市跡と大衆食堂
老いと、再開発と ほか)
第5章 ウンチク食堂編 大衆食堂の楽しみ(大衆食と「普通にうまい」。大衆食堂が伝える近代の食事と味覚
トラッドな外めし、大衆食堂の楽しみ方 ほか)

著作者プロフィール

遠藤哲夫

( えんどう・てつお )

1943年新潟県六日町(現・南魚沼市)生まれ。さいたま市在住。通称「エンテツ」。「大衆食堂の詩人」といわれる。美食も粗食も贅沢も清貧もふみこえて、庶民の快食を追求。世間ではフリーライターといわれる不安定自由文筆労働者。著者に『大衆食堂?フ研究』(三一書房)『汁かけめし快食學』(ちくま文庫)『みんなの大衆めし』(瀬尾幸子との共著 小学館)、などがある。

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