森浩一
( もり・こういち )1928年生まれ。同志社大学名誉教授。日本考古学・日本文化史学専攻。『日本の深層文化』『倭人伝を読みなおす』(以上、ちくま新書)、『古代史おさらい帖』、『萬葉集に歴史を読む』(以上、ちくま学芸文庫)、『記紀の考古学』(朝日文庫)、『海から知る考古学入門』(角川書店)、『京都の歴史を足元からさぐる』(学生社)など著書多数。
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小学校五年の時、近くの川で拾った土器のかけらを辞典で調べたら、朝鮮式土器だった―これが森少年と考古学の出逢いである。戦時中から遣跡探訪を続けノートに細かく記録した中学時代。荒れ果てた古墳の緊急発掘や占領軍キャンプ内での調査に追われた体験は、やがて壮大な森・遺跡学へと結実する。考古学の魅力をあますところなくつづった自伝的エッセイ。
第1部 考古学との出会い
第2部 敗戦直後の考古学
第3部 同志社大学に入ったころ
第4部 黒姫山古墳の発掘と研究会の結成
第5部 『古代学研究』の発行
第6部 青春の総括としての黄金塚の発掘
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