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ちくま文庫

生き延びるためのラカン

ラカンを読めば、 世界が変わる!

幻想と現実が接近しているこの世界で、できるだけリアルに生き延びるためのラカン解説書にして精神分析入門書。カバー絵に荒木飛呂彦。 【解説: 中島義道 】

定価

836

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42911-7

Cコード

0111

整理番号

-29-3

2012/02/08

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

ストーカー、リストカット、ひきこもり、PTSD、おたくと腐女子、フェティシズム…「現代の社会は、なんだかラカンの言ったことが、それこそベタな感じで現実になってきている気がする」。電車内の携帯電話の不快なわけは?精神病とはどういう事態か?こうした問いにラカンはどう答えてくれているのか。幻想と現実がどんどん接近しているこの世界で、できるだけリアルに生き延びるためのラカン解説書にして精神分析入門。

目次

なぜ「ラカン」なのか?
あなたの欲望は誰のもの?
「それが欲しい理由」が言える?
「こころ」はどれほど自由か?
「シニフィアン」になじもう
象徴界とエディプス
去勢とコンプレックス
愛と自己イメージをもたらす「鏡」
愛と憎しみの想像界
対象aをつかまえろ!〔ほか〕

著作者プロフィール

斎藤環

( さいとう・たまき )

斎藤 環(さいとう・たまき):斎藤 環(さいとう・たまき):筑波大学医学医療?n名誉教授。医学博士。専門は思春期・青年期の精神病理学、病跡学、精神療法。著書に『社会的ひきこもり』(PHP新書)、『世界が土曜の夜の夢なら』(角川書店/角川財団学芸賞)、『承認をめぐる病』(日本評論社⇒ちくま文庫)、『オープンダイアローグとは何か』(医学書院)ほか多数。

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