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ちくま文庫

きよのさんと歩く大江戸道中記

——日光・江戸・伊勢・京都・新潟……六百里

定価

1,045

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42915-5

Cコード

0121

整理番号

-60-1

2012/02/08

判型

文庫判

ページ数

416

解説

内容紹介

文化14年(1817)、鶴岡の裕福な商家の内儀・三井清野は、羽州鶴岡から日光、江戸、伊勢、京都、大阪、新潟そして鶴岡へと総距離2420キロ、総日程108日の大旅行を敢行している。江戸藩邸の見学、遊郭見物、関所抜け、買い物三昧…ゴージャスでスリリングな「大観光旅行」を残された日記をもとに追体験する。

目次

女郎沢山にて、賑やかなこと言うばかりなし―羽州鶴岡から、日光へ
若殿様おいでなくば、お座敷をお見せ申したし―大江戸見学
通し下されよと申せば、脇道を教えて通し候―東海道から伊勢へ
鉾を見候ところ、誠に誠に目を驚かすばかりなり―奈良、大坂、京都
だんだん山越え、又茶屋あり。ここにて酒あり―北国路から家路へ

著作者プロフィール

金森敦子

( かなもり・あつこ )

1946年新潟県生まれ。著書に『お葉というモデルがいた』『芭蕉はどんな旅をしたのか』『関所抜け 江戸の女たちの冒険』(以上 晶文社)『伊勢詣と江戸の旅』(文春新書)『芭蕉「奥の細道」の旅』(角川oneテーマ21)『江戸庶民の旅』(平凡社)『女流誕生』(法政大学出版局)などがある。『江戸の女俳諧師「奥の細道」を行く─諸九尼の生涯』で日本エッセイストクラブ賞受賞。

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