吉本佳生
( よしもと・よしお )1963年生まれ。エコノミスト・著述家。関西大学会計専門職大学院特任教授。専門は金融・国際金融・生活経済など。『スタバではグランデを買え!』(ちくま文庫)『無料ビジネスの時代』『高校生からの経済データ入門』(ちくま新書)、『日本経済の奇妙な常識』(講談社現代新書)『「世界金融危機」のカラクリ』(PHPビジネス新書)、『むしろ暴落しそうな金融商品を買え!』(幻冬舎新書)等、著書多数。
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『スタバではグランデを買え!』の続編。モノやサービスの価格がどう決まっているのか、がわかる本。前著は、機会費用・取引コストを中心とした基本編で、本書はゲーム理論や政治・社会面の要因も踏まえた応用編。車の他にレストランの格安ランチ、パチンコや金取引で儲ける方法、大学の授業料や二酸化炭素排出権取引価格まで幅広い題材で、飽きずに経済の基礎が学べる。
第1章 クルマとプリンターとPB商品、価格の決まり方はどうちがうのか?―新しい題材で『スタバではグランデを買え!』の要点をおさらい
第2章 高級レストランの格安ランチが、十分に美味しいのはなぜか?―エコノミストは追加コストと弾力性に注目する
第3章 パチンコや金取引で必ず儲ける方法は、ときに本当に存在する?―裁定が商品や人を移動させる
第4章 ライバル企業が、互いに不幸になる競争を止められないのはなぜか?―オークションや価格設定での駆け引きを読む
第5章 大学の授業料は、これからも上昇を続けるのだろうか?―難関大学を授業料値下げ競争に巻き込んで、学歴社会のムダをなくそう
第6章 地球温暖化対策に、高すぎる価格がつけられようとしている?―不要なものに価格をつけると、二兎を追う経済政策が可能になる
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