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ちくま文庫

老いの道づれ

——二人で歩いた五十年

38歳で出会い、60歳で結婚 86歳で綴った「最後のラブレター」

夫が生前書き残した「別れの手紙」には感謝の言葉が綴られていた。著者最晩年のエッセイ集。巻末に黒柳徹子氏との対談を収録。

定価

792

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43223-0

Cコード

0195

整理番号

-30-5

2014/11/10

判型

文庫判

ページ数

224

解説

内容紹介

戦後間もなく脇役女優と雑誌記者が恋に落ちる。既婚者だった二人が困難を経て正式に結婚したのは二十余年後、著者六十歳のときだった。夫の没後、書斎の戸棚で見つけた「別れの手紙」。そこには、面と向かっては何も言わなかった明治生まれの夫から妻へ感謝の言葉が綴られていた―。亡き夫への思いを込めた最晩年のエッセイ集。巻末に黒柳徹子氏との対談を収録。

目次

一九九四年…
一九四五年…
一九五五年…
一九六八年…
一九九〇年…
一九九五年…

著作者プロフィール

沢村貞子

( さわむら・さだこ )

1908‐1996。東京・浅草生まれ。府立第一高女卒、日本女子大学中退。在学中に新築地劇団に入団、治安維持法違反で獄中生活を送る。その後日活に入社し、1934年映画界にデビュー、小津安二郎監督作品などで名脇役として活躍する。半生をとりあげたNHK朝の連続ドラマ「おていちゃん」(78年)では下町育ちのきっぱりとした生き方に多くのファンが共感した。一方で日々の暮らしを綴るエッセイも数多く発表、77年「私の浅草」で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。ほかに「寄り添って老後」「わたしの脇役人生」「わたしの三面鏡」「老いの楽しみ」(ちくま文庫)ほか多数の著書がある。

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