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ちくま文庫

ザ・フィフティーズ3

——1950年代アメリカの光と影

繁栄と欺瞞、平和と陰謀の時代。――それは現代にまで続いている。

マリリン・モンローからスプートニク、U―2撃墜事件まで。時代は動き、いよいよ60年代の革命が近づいてくる。解説対談は越智道雄×町山智浩

定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43287-2

Cコード

0122

整理番号

-46-3

2015/10/07

判型

文庫判

ページ数

368

解説

内容紹介

50年代(フィフティーズ)の前半で確立したはずのスタンダードは後半に至って、徐々にその綻びを見せ始める。時代に引き裂かれたマリリン・モンロー、クイズ番組でのやらせ、スプートニク・ショックから、U‐2撃墜事件において高まる米ソの緊張。しかし、それは欺瞞からの解放でもある。ビルが生まれ、黒人はバス・ボイコット運動を闘う。

目次

バス・ボイコット
マリリン・モンローとプレイボーイ
ペイトンプレイス
女らしさの神話
経口避妊薬
スプートニク・ショック
ゼネラル・モーターズの没落
やらせ番組
リトルロック報道
U‐2撃墜事件
60年代の危機へ

著作者プロフィール

デイヴィッド・ハルバースタム

( はるばーすたむ,でいヴぃっど )

1934年ニューヨーク生まれ。ジャーナリスト。ハーバード大学卒業。ニューヨークタイムズの海外特派員として活躍する。64年、ベトナム戦争報道によりピュリッツアー賞を受賞。取材の対象は、政治、経済、産業、社会からスポーツ、人物など極めて広範に及ぶ。2007年没。著書に『ベスト&ブライテスト』『メディアの権力』『栄光と狂気』『ザ・コールデスト・ウインター』など多数がある。

峯村利哉

( みねむら・としや )

1965年生まれ。翻訳家。青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒。訳書に、英「エコノミスト」編集部『2050年の世界』(共訳、文春文庫)、ジョセフ・E・スティグリッツ『世界に分断と対立を撒き散らす経済の罠』(徳間書?X)、ロン・ラッシュ『セリーナ』(集英社文庫)、ジャイルズ・ルーリー『社長のための世界の朝礼ネタ集』(ヒカルランド)などがある。

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