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ちくま文庫

難民高校生

——絶望社会を生き抜く「私たち」のリアル

自殺未遂、DV、リストカットを繰り返す仲間たちとともに、渋谷で毎日を過ごしていた著者が、居場所を取り戻し、NPOを立ち上げるまで。解説 小島慶子

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43421-0

Cコード

0195

整理番号

-16-1

2016/12/07

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

家庭・学校のつながりを失い、渋谷を彷徨っていた中高時代。やりたいことも夢も失くし、学校を中退。虐待、妊娠、中絶、DV、リストカット、自殺未遂…。私の周りには、そんな子がたくさんいた。ギャル、ヤンキー、引きこもり、被災地で孤立する中高生。かき消されてきた、それぞれの声。やがて人への信頼を取り戻し、居場所づくりを展開するまで。長いあとがきを追記。

目次

第1章 私が「ダメな子」になったわけ
第2章 希望を失う若者たち
第3章 私を変えた外の世界
第4章 被災地で出会った中高生のリアル
第5章 町の小さな高校と和菓子屋さんの挑戦
第6章 若者が夢や希望をもてる社会をつくるには

著作者プロフィール

仁藤夢乃

( にとう・ゆめの )

1989年生まれ。一般社団法人Colabo代表。中学生の頃から路上をさまよう生活を送り、高校を2年で中退。ある講師との出会いをきっかけにボランティア活動を始め、明治学院大学に進学。東日本大震災後、「Colabo」を立ち上げる。2016年8月の「私たちは『買われた』展」は大きな反響を呼ぶ。著書に『女子高生の裏社会――「関係性の貧困」に生きる少女たち』(光文社新書、2014年)がある。

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