下川耿史
( しもかわ・こうし )1042年福岡県生まれ。性風俗史研究家。早稲田大学卒業後、「週刊サンケイ」編集部勤務などをへて現在に至る。主な著書に「エロティック日本史」「日本残酷写真史」「盆踊り 乱交の民俗学」など多数。
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温泉列島・日本に花開いた混浴文化。常陸風土記にも記されるなど、長い歴史のなかで、庶民の日常生活の一風景となった。宗教や売春の場となったり、権力から弾圧されたり、多様な面を持つ。明治以後、西欧文明の波が押し寄せ、不道徳とされながらも消えずに残った混浴。太古から現代まで、混浴が照らす日本人の心性に迫る。図版多数収録。
第1章 混浴、歌垣と禊ぎ
第2章 国家仏教と廃都の混浴
第3章 平安朝、風呂と温泉の発展期
第4章 湯女の誕生と一万人施浴
第5章 江戸の湯屋と地方の温泉
第6章 日本の近代化と混浴事情
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