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ちくま文庫

田中小実昌ベスト・エッセイ

東大哲学科を中退し、バーテン、香具師などを転々とし、飄々とした作風とミステリー翻訳で知られるコミさんの厳選されたエッセイ集。解説 片岡義男

定価

1,045

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43489-0

Cコード

0195

整理番号

-41-7

2017/12/06

判型

文庫判

ページ数

384

解説

内容紹介

牧師の家に生まれ、戦争では死にかけ、東大に入学しながらストリップ劇場に転がり込んだ男、田中小実昌、通称コミさん。香具師をやったり、米軍基地で働いたりしながら翻訳や創作を始め、いつの間にか直木賞作家に…?!そんなコミさんの、人に優しく「物語」に厳しいエッセイを精選。入門編にして決定版!コミさんの「目」は、今も輝きを失っていない。

目次

1(ひと
おんな

映画
コトバ)
2(勤労奉仕から動員へ
父と特高
ハミだした両親
濃いインキの手紙
昭和19年…(抄)
G線上のアリア(抄)
張っちゃいけない親父の頭
やくざアルバイト
横田基地のバンブダンプ
不動産屋、そして医学研究所
葬式はしない)

著作者プロフィール

田中小実昌

( たなか・こみまさ )

1925年東京生まれ。東京大学文学部哲学科中退。バーテン、香具師などを転々とする。J.H.チェイス、R.チャンドラー、C.ブラウンの名訳で知られる。「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」で第81回直木賞、『ポロポロ』で第15回谷崎潤一郎賞を受賞。2000年2月アメリカで客死。

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