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ちくま文庫

決定版 天ぷらにソースをかけますか?

——ニッポン食文化の境界線

食に関する常識をくつがえす、愉快な1冊。天ぷらにソースをかけないのは、納豆に砂糖を入れないのは――あなただけかもしれない。解説 小宮山雄飛

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43528-6

Cコード

0139

整理番号

-14-2

2018/07/09

判型

文庫判

ページ数

464

解説

内容紹介

地域によって大きく異なる食の「常識」。和歌山、沖縄、高知、福井では7割以上の人が天ぷらにソースをかけ、新潟、北海道では2割以上の人が納豆に砂糖を入れ、岐阜、愛知では8割以上の人が冷やし中華にマヨネーズをつける…。そんな47都道府県人の食の嗜好を徹底調査した名著『天ぷらにソースをかけますか?』と『納豆に砂糖を入れますか?』を、増補して1冊に。

目次

ソースで天ぷら
ぜんざいVS.お汁粉
中華まんを考える
たこ焼き・お好み鉄板系
牛対豚の「肉」談戦
お豆について
冷やし中華にマヨネーズ
日本の甘味処
味噌と味噌汁
漬物をどうぞ
カレーライスと生卵
納豆に砂糖
鮭とブリ
東海道における食文化の境界
糸魚川?静岡構造線を行く

著作者プロフィール

野瀬泰申

( のせ・やすのぶ )

日本経済新聞社特任編集委員、「B?1グランプリ」主催団体顧問。著書に『食品サンプルの誕生』 (ちくま文庫)、『食は「県民性」では語れない』(角川新書)、『文学ご馳走帖』(幻冬舎新書)、『ちゃぶニチュード!――日本全国マズイ店列伝』(幻冬舎文庫)、『秘伝「たこ焼きの踊り食い」』(三五館)などがある。

この本への感想

こんなに夢中になった本は久しぶりです。テーマもさることながら、地道な調査とフィールドワークの上に出来上がった良書です。
自身が某中学で社会を教えていまして、本書の「天ぷらにソースをかける」「石油のポリタンク」の2地図を参考にプリントを作成し、色塗り作業を行いましたところ、東西の境界線と「フォッサマグナ」とが一致することに、生徒たちの間から驚きの声が上がりました。

普段は「地理めんどいから嫌や」と言っていたのが、目の色を変えて取り組んでいるのです。改めて、本書の内容の面白さと深さとに感じ入った次第です。ここから一人でも地理に興味を抱き学力がつくのなら、まさに教師冥利に尽きます。
ほんとうにありがとうございました。

八尾の浅吉

さん
update: 2018/09/03

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