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ちくま文庫

評伝 獅子文六

——二つの昭和

今、注目を集める〈獅子文六〉とはどんな作家だったのか――。彼の人生を精細に追いかけ、再評価の続く作品群の理解を深める唯一の評伝の文庫化。

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43639-9

Cコード

0190

整理番号

-52-1

2019/12/09

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

『コーヒーと恋愛』『七時間半』など“静かなブーム”を呼ぶ“獅子文六”とはどんな作家だったのか。横浜での裕福な子供時代、パリ留学、演劇人、時代を射抜く批評性、根は優しいが辛辣な皮肉屋、大男で食いしん坊、そして運命的な三度の結婚。戦前と戦後の“二つの昭和”にときに翻弄され、ときに寄り添った人生を精細に追いかける唯一の評伝の文庫化。再評価以降の動向も踏まえた原稿も収録。

目次

1章 異国への扉―横浜
2章 郊外の家―大森
3章 芝居と恋愛―パリ
4章 昭和モダニズムと軍国主義―千駄ヶ谷
5章 戦後疎開―四国岩松
6章 敗戦と焼け跡―御茶の水
7章 もはや戦後ではない―大磯
8章 文豪と文六―赤坂
再びブームへ

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