ちくま文庫
新版 思考の整理学
外山滋比古
著
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現代日本に暮らす人々はある種の貧困に陥りやすい。仕事一本で家庭や地域に居場所を失う「関係貧困」の男性たち。生まれた時から進学、就職、結婚、育児、介護と期限に追われる「時間貧困」の女性たち。世界が平等を謳えども、いまだ両者の間には深い分断が存在する―「普通」の幸せは本当に在るのか?凝り固まった構造の歪みを今こそ丁寧に解きほぐす。
第1部 居場所のない男(男女の時空間分離がもたらした悲劇
「弱音を吐けない」という男性問題
日本男性の「関係貧困」)
第2部 時間のない女(既婚女性は家族の「時間財」
日本女性の「時間貧困」
出産タイムリミットに追われる日本女性)
第3部 時空の歪みを超えるために(不寛容な日本の私
総合的な「生活者」を考える)
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