西加奈子
( にし・かなこ )1977年、テヘラン生まれ。2004年『あおい』(小学館)でデビューし、05年、『さくら』(小学館、のちに小学館文庫)がベストセラーになる。07年、『通天閣』(筑摩書房、のちにちくま文庫)で織田作之助賞を受賞。他の小説作品に『きいろいゾウ』『しずく』『窓の魚』『炎上する君』『円卓』『漁港の肉子ちゃん』など。
loading...
西加奈子作品史上最も"刺さる"珠玉の短編集。
「あなたは悪くないんです。」(「燃やす」)「私たちは、この世界で役割を与えられた係なんだ。」(「孫係」)「弱いことってそんないけないんですか?」(「マタニティ」)――さまざまな人生の転機に、まじめさゆえに孤独に思い悩んでしまう女性たちの背中をそっと押して、新しい世界に踏み出す勇気をくれる魔法のひとこと。珠玉の八編、ついに文庫化!
【西加奈子×長濱ねる 特別対談収録】
長濱ねるさん絶賛!「何回読んでも、自分にとってのヒントやおまもりになる言葉が見つかる魔法の本です。」
「「燃やす」を読んで、自分の中にいた小さい頃の自分を思い出して泣きました。」 (読者)
「誰にも知られない苦しみによりそってくれる、おまもりみたいな本」 (読者)
年齢も境遇もさまざまな8人の女性たち。彼女たちを救った「魔法のことば」は、意外な人の何気ないひとこと――悩んだり傷ついたりしながらも生きていく、すべての人にそっと寄り添うキラメキの8編。
「大人になったら大人として上手いこと振る舞えるようになるし、自分が"傷ついていない"というていで生きていける。でももし傷ついている人がいるのであれば、おこがましいですけど抱きしめるようなものを書きたいと思いました。」西加奈子(単行本刊行時メッセージより)
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。