山田真由美
( やまだ・まゆみ )山田 真由美(やまだ・まゆみ) 1971年、伊豆下田生まれ。出版社勤務を経てフリーのライター・編集者として数々の書籍、雑誌などの制作に携わる。連載記事に、読売新聞夕刊「ぶらり食記」(2011年?)、『海の近く』(湘南エリアのフリーペーパー)「海辺のヴァンナチュール」。また、地元下田の酒場『Table TOMATO』の女将として月に10日ほど酒と料理で客をもてなしている。
loading...
会いたいひとが、待っている。自分で店を構え、自分で料理をつくる。新しい女将さんたち。彼女たちの覚悟や矜持が今日の癒しを、明日の元気をくれる。自分の店を構え、自ら料理をつくる。そんな人生を選んだ「女将さん」は、どんな思いを抱いて包丁を握るのか。新しい女性の仕事を描く書き下ろしルポ。日本のオーナーシェフの世界は圧倒的に男社会、飲食の仕事は肉体的にも精神的にもハードで、結婚や出産などライフステージが変わりやすい女性には務まらないと。そんな厳しい世界に飛び込み、生き生きと活躍する女性料理人がいる。彼女たちはなぜ料理の道を志したのか、その決断を支えたものは。飲食に生きる人生を選んだ彼女たちの想いや喜びを丁寧に描いた、すべての働く女性たちへのエール。
ひとりの「覚悟」 林佐和『やくみや』荒木町
イタリアンママは三度めで花開く 渡邊マリコ『fujimi do 243』西小山
静かな革命を、八ヶ岳から 山戸ユカ『DILL eat,life.』北杜
今日、ごはん食べに来ない? 大塩あゆ美『あゆみ食堂』諏訪
一杯のラーメンが永遠になるとき 宮代とよ子『ししまい』大磯
その椅子さえあれば 金岡由美『ぼたん』清澄白河
男たちが素顔に戻れる場所 越野美喜子『こしの』渋谷
野菜と対話しながら百まで 土井美穂『あめつち』学芸大学
だしに始まり、だしに終わる 田中悦子『さかなのさけ』六本木
下町酒場から広がれ、世界平和 荘司美幸『はりや』鐘ヶ淵
働く女性の味方でありたい 大濱幸恵『おおはま』鎌倉
あかねさす天に向かって 姫田あかね『よしろう』鎌倉
エピローグ 「自分の場所」をつくった女性たち
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。