loading...

ちくま文庫

病める母親とその子どもたち

——シック・マザーを乗り越える

不安定な親に育てられる子どもは、発達や人格形成において、どんな困難に直面しているのか。母と子の葛藤に寄り添い、克服の道を探る。解説 咲セリ

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43803-4

Cコード

0111

整理番号

-69-2

2022/05/10

判型

文庫判

ページ数

416

解説

内容紹介

うつや不安障害、パーソナリティ障害など、近年増加する子育て世代の心の病。不安定な親に育てられる子どもたちは、発達や人格形成において、どのような困難に直面しているのか。世代を超えて連鎖する悲劇を断ち切るには何が必要なのか。精神科医として、特に「愛着」の問題に取り組んできた著者が、生きづらさを抱える母と子、双方の葛藤に寄り添い、克服の道を探る。解説 咲セリ

目次

第1章 シック・マザーとは何か
第2章 シック・マザーの問題はどう理解されてきたか
第3章 シック・マザーと不安定型愛着
第4章 シック・マザーと子どもの発達
第5章 シック・マザーと子どものパーソナリティ
第6章 シック・マザーの特性と背景
第7章 シック・マザーがかかえる疾患、障害
第8章 シック・マザーを克服する

著作者プロフィール

岡田尊司

( おかだ・たかし )

1960年、香川県生まれ。精神科医、医学博士。東京大学文学部哲学科中退。京都大学医学部卒。同大学院高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事。2013年、岡田クリニック開院。パーソナリティ障害治療の最前線に立ち、臨床医として若者の心の危機に向かい合う。小説家・小笠原慧としても活動し、横溝正史ミステリ大賞を受賞した『DZ』などがある。『シック・マザー 心を病んだ母親とその子どもたち』(筑摩選書)、『母という病』(ポプラ新書)、『回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち』(光文社新書)等著書多数。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま文庫」でいま人気の本

いま話題の本