オー・ヘンリー
( へんりー,おー )1862年、ノースキャロライナ州に生まれる。20歳のときにテキサス州のオースティンに移り、銀行に勤めるが、まもなく横領の容疑がかかり退職。後に起訴されると、中米のホンジュラスに逃亡。妻が病気に倒れたと聞いて戻り、服役する。模範囚として過ごし、小説を書きはじめる。ニューヨークにやってきたのは1902年。翌年から短編作家として人気を博す。1910年没。
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短編小説の名手O・ヘンリーの才能は、20世紀初頭のニューヨークで花開いた。浮浪者、探偵、ショップガールに恋人たち……その作品では、人びとの人生の一齣が見事に描き出され、120年前のニューヨークがいきいきと蘇る。「賢者の贈り物」「最後の一枚」を含む小説23編、さらにパヴェーゼ、ザミャーチンの評論も収録。時代背景がわかる解説や挿絵のほか、絵画もカラーで収録した充実の第二弾。
警官と賛美歌
ゴム族の喜劇
キューピッドの王子と大時計
アイキー・ショウエンスタインの惚れ薬
探偵たち
天気のチャンピオン
円を四角に
愛の苦労
コスモポリタンはカフェで
巡回の合間
この街の声
真夏の騎士の夢
幻のブレンド酒
終わらない話
ネメシスと菓子売り
恐ろしい夜の都
成功の査定者
「罪人」は
感謝祭の二人の紳士
カクタス・シティからの買い付け人
屑レンガ街
賢者の贈り物
最後の一枚
O・ヘンリー論 エヴゲーニー・ザミャーチン
O・ヘンリー、あるいは文学的なトリック チェーザレ・パヴェーゼ
解説 青山南
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