長谷川四郎
( はせがわ・しろう )長谷川 四郎(はせがわ・しろう):1909年、北海道函館生まれ。法政大学卒業後、南満州鉄道株式会社、満州国協和会調査部勤務を経て、ソ満国境にて従軍。シベリア抑留の後、帰国。52年に『シベリヤ物語』を筑摩書房より刊行(現在、ちくま文庫)。その後も、小説、詩、翻訳、戯曲、エッセイなど幅の広い執筆活動を行った。著書に『阿久正の話』(講談社文芸文庫)、『ぼくの伯父さん』(青土社)、『中国服のブレヒト』(みすず書房)など、訳書に『デルスウ・ウザーラ』(平凡社)、『ロルカ詩集』(土曜社)などがある。87年没。