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ちくま文庫

チーヴァー短篇選集

短篇小説の巨匠による最良の15篇

繊細で、不条理で、静かな緊張感に満ちた世界を描いた、短篇小説の巨匠による最良の15篇。ピューリッツァー賞、全米批評家協会賞。解説 川本三郎

定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43995-6

Cコード

0197

整理番号

-21-1

2024/12/10

判型

文庫判

ページ数

336

解説

川本三郎

内容紹介

ジョン・チーヴァーは、サリンジャーと同時代に都会派の小説家として活躍した。小説世界は繊細で、精妙で、静かな緊張感に満ちている。サバービアの憂鬱、中産階級の孤独、東海岸を書きつづけた。長篇小説もあるが、本領は短篇にある。ピュリッツァー賞、全米批評家協会賞を受賞した『The Stories of John Cheever』のなかから選んだ、メランコリーが漂う極上の15篇

目次

さよなら、弟  
小さなスキー場で  
クリスマスは悲しい季節  
離婚の季節  
貞淑なクラリッサ  
ひとりだけのハードル・レース  
ライソン夫妻の秘密  
兄と飾り箪笥  
美しい休暇  
故郷をなくした女  
ジャスティーナの死  
父との再会  
海辺の家  
世界はときどき美しい  
橋の天使  

訳者あとがき

著作者プロフィール

ジョン・チーヴァ―

( ちーヴぁー,じょん )

ジョン・チーヴァー(John Cheever):1912?1982。米国を代表する短篇小説の名手。高校中退後に書き上げた小説が批評家マルカム・カウリーの文芸誌「ニュー・リパブリック」に掲載されデビュー。1940年代から「ザ・ニューヨーカー」誌に東部の郊外住宅地に暮らす中産階級の人々を描いた短篇を数多く発表。1957年の長篇小説『ワップショット家の人びと』で全米図書賞。短篇小説を集めた『The Stories of John Cheever』はベストセラーとなり、1979年のピュリッツァー賞、全米批評家協会賞を受賞した。O・ヘンリー賞、ウィリアム・ディーン・ハウエルズ賞も受賞。

川本三郎

( かわもと・さぶろう )

川本 三郎(かわもと・さぶろう):1944年、東京生まれ。新聞社勤務を経て、評論・翻訳活動に入る。訳書にカポーティ『夜の樹』『叶えられた祈り』、近著に『映画の木洩れ日』『ひとり遊びぞ我はまされる』など。

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