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ちくま文庫

戦争と漫画 戦地の物語

戦後80年、シリーズ「戦争と漫画」始動!

死の行軍、沖縄戦、慰安婦、引揚、抑留……戦後の漫画家は兵士や戦地の人々をどう描いたのか。シリーズ「戦争と漫画」第一巻。巻末エッセイ 吉田裕

定価

1,034

(10%税込)
ISBN

978-4-480-44037-2

Cコード

0179

整理番号

-50-9

2025/06/10

判型

文庫判

ページ数

384

解説

巻末エッセイ 吉田裕

内容紹介

激戦地での死の行軍、軍隊の暴力や不条理、戦地の女性たちの苦難、ラーゲリの日々……巨匠から新進気鋭の作家まで、漫画家はどのように戦争を描いたのか? 戦地の兵士や女性、子どもたちの物語を収録した精選アンソロジー。【収録作家】武田一義/滝田ゆう(原作:野間宏)/水木しげる/わちさんぺい/山田参助/楳図かずお/石坂啓/今日マチ子/比嘉慂/村上もとか/河井克夫(原作:辺見じゅん)/ちばてつや

巻末エッセイ 吉田裕

カバーイラスト 比嘉慂「砂の落日」より/カバーデザイン 重実生哉

目次


武田一義『ペリリュー―楽園のゲルニカ―』(抄)
野間宏・原作 滝田ゆう・画「真空地帯」
水木しげる『カランコロン漂泊記』より「人間玉」「従軍慰安婦」
わちさんぺい「荒鷲ゴンちゃん」


山田参助『あれよ星屑』(抄)
楳図かずお「死者の行進」
石坂啓「突撃一番」
今日マチ子『cocoon』(抄)
比嘉慂「砂の落日」


村上もとか『フイチン再見!』(抄)
辺見じゅん・原作 河井克夫・画『ラーゲリ〈収容所から来た遺書〉』(抄)
ちばてつや 「屋根うらの絵本かき」

編者解題
巻末エッセイ こんな戦争漫画を読んでいた――私の少年時代 吉田裕

著作者プロフィール

山田英生

( やまだ・ひでお )

山田 英生(やまだ・ひでお):1968年生まれ。「内外タイムス」「アサヒ芸能」記者などを経て、書籍・コミックの企画編集、雑誌記事の取材執筆に携わる。編書に『原水爆漫画コレクション』全4巻、『ビブリオ漫画文庫』『貧乏まんが』『老境まんが』『温泉まんが』『書痴まんが』『孤独まんが』『余生まんが』『現代マンガ選集 悪の愉しみ』『つげ義春賛江』などがある。また、共著書に『「暴力団壊滅」論』(「やくざコミック規制」などを分担執筆)がある。

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