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ちくま文庫

伸子

夫も母も、誰も私の「神」じゃない。

夫も母も、誰も私の「神」じゃない――激動の大正時代、対等な夫婦関係と立身を望んだ女の物語。宮本百合子の自伝的小説をいま。解説 斎藤美奈子

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-44049-5

Cコード

0193

整理番号

-41-1

2025/08/06

判型

文庫判

ページ数

528

解説

斎藤美奈子

内容紹介

1918年、作家を志す佐々伸子は留学先のNYで年上の研究者・佃に惹かれる。自由で対等な夫婦を夢見て結婚する二人だが、母の病で帰国してから歪みが露呈。佃の嫉妬や不機嫌での支配、あてつけの如き自己犠牲もさることながら伸子もまた実家から自立できないままだった。「妻」ではなく、ただ「人」として在るのは贅沢なのか? 著者の実体験に基づく女の立身の物語。
解説 斎藤美奈子

カバーデザイン 田中久子
カバー画 近藤聡乃「呼ばれたことのない名前」スケッチより

著作者プロフィール

宮本百合子

( みやもと・ゆりこ )

宮本 百合子(みやもと・ゆりこ):1899年、東京生まれ。小説家。日本女子大学中退。旧姓・中條。1916年、坪内逍遥の推薦で「貧しき人々の群」を発表。18年、父と共に渡米。19年、NYでペルシャ語を研究していた荒木茂と結婚。24年に離婚ののち、28年に荒木との結婚生活を描いた『伸子』を刊行。27年に湯浅芳子とともにロシアへ渡り、帰国後、日本プロレタリア作家同盟に参加。32年、宮本顕治と結婚。以降、執筆禁止令や投獄に屈することなく作品を発表。著作に『播州平野』『風知草』『道標』ほか多数。

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