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シリーズ・全集

医心方 巻二十五A

——小児篇Ⅰ

小児の死亡率が高かった古代の、命名や儀礼・呪術にこめた切実な祈り。知恵熱、疳疾、先天的疾病、皮膚病ほか小児特有の治療法を網羅した「小児篇」を2分冊で刊行。

定価

29,700

(10%税込)
ISBN

978-4-480-50535-4

Cコード

3347

整理番号

2006/03/23

判型

菊判

ページ数

536

解説

内容紹介

儀礼、命名、育児、治療など八十八章。出生児の大半が六歳前に死亡した古代の命名や儀礼・呪術にこめた切実な祈り。知恵熱、疳疾、先天的疾病、皮膚病ほか小児特有の治療法を網羅した「小児篇」は二分冊で刊行。現代人が学ぶべき育児法も数多あり、各分野の研究者必携の書。

目次

小児科概論
赤ん坊が生れた最初の祝い方
新生児の銜血の除き方
新生児に甘草湯を与える方法
新生児に朱蜜を与える方法
新生児に牛黄を与える方法
新生児に初めて母乳を与える方法
新生児に哺穀する方法
初湯の方法
臍の緒の切り方〔ほか〕

著作者プロフィール

槇佐知子

( まき・さちこ )

静岡県生まれ。古典医学研究家。日本医史学会会員。日本最古の医学全書『医心方』と『大同類聚方』の研究に取り組み、独学で現代語に全訳。『全訳精解大同類聚方』の刊行により、1986年に菊池寛賞を、87年にエイボン功績賞を受賞。瀧井孝作の推薦で創作も発表している。著書に『医心方の世界』『日本昔話と古代医術』『自然に医力あり』『日本の古代医術』『くすり歳時記』などがある。『医心方全訳精解』全30巻を逐次刊行中。

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