ちくま学芸文庫
悪文の構造
─機能的な文章とは
千早耿一郎
著
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幕末の偉人の一人、山岡鉄舟。剣、禅、書を究め、日本のため、市井の人々のために、全身全霊をなげうった。本書はその鉄舟の内弟子として寝食をともにした小倉鉄樹が、鉄舟から直に聞いたこと、自分自身が同時代人として見聞きしたことを、弟子たちに書き取らせたもの。鉄舟の豪放磊落な人となりや幕末の空気が生き生きと描かれ、歴史的事件の舞台裏も次々と明かされる。中でも「江戸無血開城」のくだりは本人たちのみぞ知る会話が並び、まるで歴史小説のよう。江戸を戦火から守るための、命を懸けた西郷隆盛との交渉は息をのむ。幕末を生きた群像を活写した伝説の書を文庫化。 解説 岩下哲典
鉄舟の生立
鉄舟と禅
鉄舟と剣
尊王攘夷
蓋世の功業
静岡の韜晦
明治大帝と山岡
勲功調査
春風館道場
鉄門の四天王
鉄門の逸材
鉄舟の書
鉄舟と貧
鉄舟と酒
鉄舟の臨終
山岡鉄舟先生年譜並其時代
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