loading...

ちくま学芸文庫

日本商人の源流

——中世の商人たち

第一人者による日本商業史入門。律令制に端を発する供御人や駕輿丁から戦国時代の豪商までを一望し、日本経済の形成を時系列でたどる。解説 中島圭一

定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-51122-5

Cコード

0121

整理番号

-51-1

2022/06/09

判型

文庫判

ページ数

272

解説

中島 圭一

内容紹介

大阪や東京日本橋界隈の問屋、観光地の朝市、縁日、門前町の商家など、その源流をさかのぼると、多くは中世社会にまでたどり着く。そして彼らの営業形態や商売人としての思想には、中世から引き継がれたものも少なくない。いわば現代経済社会の基礎は中世の商業社会にあるといえよう。本書は長く商業史を牽引してきた著者が、中世の個々の商人像にスポットライトをあてつつ、経済全体の流れについても描いてみせた商業史入門の傑作。朝廷に仕えた供御人、大原女などの行商人、都市の定住商人、戦国の豪商等々、さまざまな商人のしたたかな営業活動が、活き活きと浮かび上がる。 解説 中島圭一

目次

1 中世商人の諸身分
2 行商・遍歴の商人たち
3 都市の商人
4 座商人
5 戦国の豪商たち
6 海の商人

著作者プロフィール

佐々木銀弥

( ささき・ぎんや )

佐々木銀弥(ささき・ぎんや) 1925-92年。日本の中世商工業史をリードした歴史学者。東京大学文学部国史学科卒業。立正大学、茨城大学、中央大学で教鞭を執った。著書に『日本中世の都市と法』『日本中世の流通と対外関係』(吉川弘文館)などがある。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま学芸文庫」でいま人気の本

いま話題の本