シリーズ・全集
AIにはない「思考力」の身につけ方
─ことばの学びはなぜ大切なのか?
今井むつみ
著
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卓抜な読みが解き明かす芥川文学の〈独創〉と〈宿命〉―作品論のつみかさねによって作家の軌跡の全貌を浮び上がらせた見事な達成。「大川の水」「羅生門」「芋粥」「地獄変」「蜜柑」「秋」「南京の基督」「歯車」「或阿保の一生」等をめぐる論考27編。
仮構の生―「大川の水」をめぐって
小説家の誕生「羅生門」まで
無明の闇―「羅生門」の世界
負け犬―「芋粥」の構造
下人のゆくえ―「偸盗」論の試み
ある芸術至上主義―「戯作三昧」と「地獄変」
枯野の詩人―「枯野抄」の意味
技巧の美学―芥川龍之介の方法
青春の〈虚無〉―「舞踏会」の世界
ある終焉―「秋」の周辺
地底に潜むもの―「南京の基督」前後
宿命のかたち―芥川龍之介における〈母〉
「或日の大石内蔵助」
「奉教人の死」
介山と龍之介
鏡花と龍之介
「侏儒の言葉」
「歯車」
遺されたもの―死とその時代
「蜜柑」論のための素描
「一塊の土」をめぐって
「玄鶴山房」の世界・素描
〈御伽話〉の世界で
芥川龍之介における詩人
宿命としての母
没後50年
「歯車」「或阿保の一生」「西方の人」など―永遠に超えんとするもの
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