1918~2002年。東京生まれ。東京帝国大学理学部数学科卒業。戦後に統計数理研究所へ入所。研究部長などを経て1974年から86年まで同研究所長。理学博士。戦後日本の科学的な世論調査・社会調査の基礎を築き、また質的データの数量化理論を開発し、調査に基づくデータ解析の重要性を説いた。政府統計、教育、市場調査、医療を含む広範な分野で、現実の社会の課題解決を目指した実践的調査理論を展開しその有効性を実証してきた。著書に『数量化の方法』『科学と常識』(以上、東洋経済新報社)、『数字からみた日本人のこころ』(徳間書店)、『データの科学』(朝倉書店)などがある。