loading...

筑摩選書

利他的な遺伝子

——ヒトにモラルはあるか

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01522-8

Cコード

0345

整理番号

20

2011/06/13

判型

四六判

ページ数

256

解説

内容紹介

現代社会は利己主義がはびこっているように見える。しかし人は、しばしば自分の身を危険にさらしても他人を助けようとし、困っている人を助けたいと願う。この利他的な感情はどこから生まれてきたのだろうか。ヒトを利他行動に駆り立てるものは、本能なのか学習なのか。共感、信頼、情愛はどうすれば育てられるのか―。脳科学、遺伝学、分子生物学の最新知見を交え、ヒトという生物、ヒト社会の本質に迫る。

目次

第1章 人の性格を読む
第2章 本能か学習か
第3章 行動と脳
第4章 ヒトを変える脳内物質
第5章 信頼と愛情を生みだすホルモン
第6章 人はなぜキレるのか
第7章 三歳児神話はほんとうか
第8章 利他性はどこからくるか
第9章 利他的な遺伝子

著作者プロフィール

柳澤嘉一郎

( やなぎさわ・かいちろう )

一九三一年長野県生まれ。生物学者(遺伝学)。東北大学理学部卒業後、コロンビア大学大学院博士課程修了。ブランダイス大学、スローン・ケタリング癌研究所、東京教育大学教授などを経て、筑波大学教授。現在、筑波大学名誉教授。著書に『遺伝学』(岩波書店)、『ヒトという生きもの?x(草思社、第五二回日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など。

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「筑摩選書」でいま人気の本

年末年始にいかがですか?