筑摩選書
日本と西欧の五〇〇年史
西尾幹二
著
loading...
映画は人間の認識に何をもたらしたのか。映画とともに誕生した思考とは何であるのか。こうした問題を、ほかのどの国にもまして考察しつづけ、思想的系譜として育んできたのがフランスにほかならない。本書では、ジャン・パンルヴェからジル・ドゥルーズまでを貫くその歴史を、“自動性”の概念を軸に再構成し、映画の力による世界への信と希望の可能性を考える。
序―リアリズムから自動性の美学へ
第1章 パンルヴェ的世界
第2章 バザンのリアリズム再考
第3章 ブレッソンの映画神学
第4章 ドゥルーズ、映画の信と創造
結びにかえて―自動性とメディウム
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。