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筑摩選書

〈現実〉とは何か

——数学・哲学から始まる世界像の転換

数学と哲学の対話から〈現実〉の核心が明かされる! 実体的現実観を脱し、自由そのものである思考へ。学問の変革を促す画期的試論。

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-01690-4

Cコード

0310

整理番号

182

2019/12/12

判型

四六判

ページ数

272

解説

内容紹介

「現われの学」としての現象学と、「同じさの数学」としての圏論がひとつになる。思考と生、その両方に関わる根本原理を追究した画期的試論。

目次

第1章 実体から不定元へ―「量子場」概念の根本的再考(「場」とは何か―二重スリットの実験から
粒子も場も実体ではない―真に現われているものへ ほか)
第2章 「数学」とは何をすることなのか―非規準的選択(数学における非規準的選択
非規準的選択と普遍性 ほか)
第3章 「現われること」の理論―現象学と圏論(現象学における「変わらないもの」
圏から「同じもの」へ ほか)
第4章 置き換え可能性から自由へ―現実論のポテンシャル(再び置き換え可能性をめぐって
「私」―「自己」の問題 ほか)
第5章 “自由”から現実を捉えなおす―決定論から非可換確率論へ(決定論を吟味する
因果のなかでの自由―現実の一般構造 ほか)

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