筑摩選書
日本と西欧の五〇〇年史
西尾幹二
著
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ピーク時には一カ月で延べ一〇〇万人が参加した反原発デモ。国会前や各地で繰り広げられた反安保法制デモ―。一九七〇年以降、社会運動が退潮していった日本で、三・一一後に大規模デモが復活したのはなぜか。どのような人が、どのようなきっかけで参加したのか。大規模デモが発生し持続し得た理由を、約八万人のデータを用いて多角的に分析し、新たな知見を導き出す。三・一一後の大規模デモと、これからの社会運動を考える上でも示唆に富む労作の誕生!
第1章 個人化時代の社会運動―目覚まし時計としての三.一一
第2章 抗議の波の到来?―誰がいつ参加したのか
第3章 若者はSNSの夢を見るのか?―「運動を知らない」世代の運動参加
第4章 おひとり様のデモ参加?―個人化・SNS時代における運動の参加形態
第5章 デモ参加をめぐるジェンダーギャップ
第6章 動員の限界―何が運動の広がりを阻むのか
第7章 三.一一後の社会運動は参加者をどう変えたか
補遺 調査と分析で用いる変数について
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