大谷弘
( おおたに・ひろし )1979年、京都府生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻博士課程満期退学。博士(文学)。武蔵野大学人間科学部准教授などを経て、現在は東京女子大学現代教養学部准教授。専門は西洋哲学。著書に『入門講義 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』』(筑摩選書)、『ウィトゲンシュタイン 明確化の哲学』(青土社)などが、訳書に『ウィトゲンシュタインの講義 数学の基礎篇 ケンブリッジ1939年』(共訳、講談社学術文庫)がある。
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哲学は学説ではなく、活動である! 二〇世紀最大の哲学書『論理哲学論考』を、後期の書『哲学探究』に至る思考の足取りも視野にわかりやすく読み解く入門講義。
第1講 『論理哲学論考』とはどのような本なのか
第2講 世界、事実、事態、対象―形而上学か端的なナンセンスか
第3講 写像理論
第4講 記号、シンボル、ナンセンス
第5講 記号言語と形而上学
第6講 言語と論理
第7講 真理操作、量化子、独我論
第8講 論理学、数学、自然科学
第9講 倫理に関わる言葉たち
第10講 ガイドとしての『論理哲学論考』
第11講 哲学は学説ではなく、活動である
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