はじめに 廣田尚久
序 章 和平学とは何か――紛争解決学2.0
1 紛争解決学の成立の経緯
2 紛争解決学から和平学へ
第一章 法律学からの紛争解決学(ミクロ起点)
1 紛争と解決
2 紛争解決規範
3 和解の源流と論理構造
4 和解の技術
第二章 国際関係論からの紛争解決学(マクロ起点)
1 紛争と解決
2 紛争解決規範
3 和解の源流と論理構造
4 和解の技術
第三章 和平法則――戦争を止める13の道標
1 総論的な和平法則
第1法則 囚人ジレンマの法則
第2法則 戦況の法則
第3法則 真逆の法則
第4法則 対話と合意の法則
第5法則 正義に蓋の法則
第6法則 「目には目を」不可能の法則
第7法則 懲罰無効果の法則
第8法則 和平先行の法則
2 手続的な和平法則
第9法則 調停有効の法則
第10法則 仲裁有望の法則
3 実体的な和平法則
第11法則 規範使用の法則
第12法則 過酷条件回避の法則
第13法則 卓抜の法則
4 検証――トランプの和平工作
第四章 和平合意――交渉と仲介の諸理論
1 和平交渉とは何か
2 交渉理論の要点と課題
3 仲介とは何か――その可能性と限界
第五章 和平合意後の和解
1 和解の概要
2 和解の四要素と事例
第六章 日本外交の羅針盤――和平法則を用いた仲介者
1 平和への道標――日本の外交と和平法則
2 和平に向けて日本ができること
終 章 平和実現へのパラダイムシフト
1 軍縮と核廃絶
2 和平学の展望と課題
参考文献
あとがき 上杉勇司