ずっと前...58歳のわたしが13歳の頃に読んだような記憶。友達が大切に読んでいて、見せてもらった時から何日もかけて読んだのだった。
書かれている詩の言葉と気持ちはどれもこれも胸に刺さって来る。時折、理解が追い付かない詩があったが、それでもその目線や彼が詩を書いた瞬間に佇んだ部屋の大きさや窓の大きさ、日差しの強さ、戸が開いているかどうか、天気や雲の有無までが目の奥で映像として浮かび上がってくるようだった。だから『ぼくは12歳』と聞くと、その時の映像が記憶より先に立ちあがって来る。
わたしは9歳の時から詩人になりたかったし、12歳の時に小説を書いたり、漫画を描いたりしていたし、16歳の時に書いた詩で賞を頂いた事があった。その後社会は一層混沌として行き、わたしは創造活動よりも勉強や仕事に費やす時間が増えてしまった。今、こうしてもう一度この詩集を読んでみようと思っている。わたしの大切な記憶を上書きしないで、読むにはどうしたらよいかと戸惑いながら...。
書かれている詩の言葉と気持ちはどれもこれも胸に刺さって来る。時折、理解が追い付かない詩があったが、それでもその目線や彼が詩を書いた瞬間に佇んだ部屋の大きさや窓の大きさ、日差しの強さ、戸が開いているかどうか、天気や雲の有無までが目の奥で映像として浮かび上がってくるようだった。だから『ぼくは12歳』と聞くと、その時の映像が記憶より先に立ちあがって来る。
わたしは9歳の時から詩人になりたかったし、12歳の時に小説を書いたり、漫画を描いたりしていたし、16歳の時に書いた詩で賞を頂いた事があった。その後社会は一層混沌として行き、わたしは創造活動よりも勉強や仕事に費やす時間が増えてしまった。今、こうしてもう一度この詩集を読んでみようと思っている。わたしの大切な記憶を上書きしないで、読むにはどうしたらよいかと戸惑いながら...。