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定価

726

(10%税込)
ISBN

978-4-480-02043-7

Cコード

0181

整理番号

-2-2

1986/03/25

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

フランス文学者の著者、フランス語を母国語とする夫人、そして日仏両語で育つ令息。三人が出合う言語的摩擦と葛藤に、新しい言語学理論を援用しつつ、独自の鋭角的な論理を展開する。この従来の「日本語論」に対する根源的な異議申し立ては、読売文学賞を受賞し、多大な評価を得た。

目次

序章 パスカルにさからって
1 滑稽さの彼岸に(歓待の掟
人の名前について
海と国境
声と墓標の群)
2 「あなた」を読む(S/Zの悲劇
シルバーシートの青い鳥
倫敦塔訪問
明晰性の神話)
3 文字と革命(萌野と空蝉
海王星の不条理
皇太后の睾丸
仕掛けのない手品)
終章 わが生涯の輝ける日

著作者プロフィール

蓮實重彦

( はすみ・しげひこ )

1936年東京生まれ。60年東京大学仏文学科卒業。同大学大学院人文研究科仏文学専攻修了。65年パリ大学大学院より博士号取得。東京大学教養学部教授(表象文化論)、東京大学総長を歴任。東京大学名誉教授。仏文学にとどまらず、映画、現代思想、日本文学など多方面で精力的な評論活動を展開し続けている。著書に『表層批評宣言』『凡庸な芸術家の肖像』『映画の神話学』『シネマの記憶装置』『映画はいかにして死ぬか』『映画 誘惑のエクリチュール』『監督 小津安二郎〔増補決定版〕』『齟齬の誘惑』『映像の詩学』『『ボヴァリー夫人』論』『伯爵夫人』ほか多数。

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