坂口安吾
( さかぐち・あんご )1906-1955。新潟市の生まれ。本名は炳五。中学を放校されて上京、東洋大でインド哲学、アテネ・フランセでフランス文学を学ぶ。「木枯の酒倉から」「風博士」によって、一部の注目をあびる。戦争中は「日本文化私観」「青春論」などの卓抜なエッセイを書きつづけ、戦後、「白痴」「堕落論」で一挙に世に出た。独特の発想と視点をもった文明批評や、「不連続殺人事件」などの探偵小説もある。
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「堕落論」「日本文化私観」ほか、『定本全集』未収録作品24篇を含め、エッセイ88篇を収録。
ピエロ伝道者
FARCEに就て
新らしき性格感情
新らしき文学
宿命のCANDIDE
山の貴婦人
1人1評
ドストエフスキーとバルザック
長島の死
谷丹三の静かな小説
神童でなかったラムボオの詩
愉しい夢の中にて
文章その他
遠大なる心構え
夏と人形
意慾的創作文章の形式と方法〔ほか〕
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