竹中労
( たけなか・ろう )1930年生まれ。東京外語大学除籍。フリーのルポライターとして活躍。政治から芸能まで広い分野をテーマに、権威とは無縁な時代の心性を掘り起こす文章は、竹中節として多くの読者を魅了した。91年5月19日肝臓癌で死去。父親は画家の竹中英太郎。主な著書に『黒旗水滸伝』(皓星社)『山谷・都市反乱の原点』『琉球共和国』『世界赤軍』『ビートルズ・レポート』『にっぽん情哥行』などがある。
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美空ひばり、大杉栄、ビートルズ、チャンバラ映画…。芸能を愛し革命を夢見て、花のような文章を残した竹中労。“トップ屋”とさげすまれながらも、えんぴつ一本を武器としたルポライター稼業。陋巷市井に沈潜し、アジア・アラブ・中南米へと飛翔した竹中労が過激なまでに自由であった自らの半生と行動の論理を記した名著、待望の文庫化。
1 ピラニアよ、群れるな!(ルポライターの履歴書
マーク・ゲインと『籠の鳥』 ほか)
2 わが名は、ゴースト・ライター(言論暴力とは何か?
刑法改正と“自由な言論”)
3 ストリート・ジャーナリズムの黄昏(エロチシズムと赤旗と…
『週刊明星』の研究 ほか)
INTERLUDE 実戦ルポライター入門(テーマをきめる
プロットを組む(構成) ほか)
4 「探険」への旅立ち…(敗戦三文オペラ―浅草慕情
上野駅・地下道無惨 ほか)
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