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定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03558-5

Cコード

0110

整理番号

-27-1

2000/04/10

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

哲学研究書と哲学入門書があふれかえる日本に本当の哲学者はいるのだろうか。「日本で哲学するとはどういうことか」「ニーチェは「彼ら」の哲学者」「“こころ”とは何か」「カントの女性観」「哲学者の死」等々最も根源的な問いを発し続ける著者の評論集。巻末に大森荘蔵氏との対談二篇を収録。

目次

1 日本で哲学するとはどういうことか(拝啓哲学さま
哲学者のいない哲学ブーム
無用塾 ほか)
2 常識からの解放(自分自身になること
哲学に「志」はいらない
差別感情と「好き・嫌い」 ほか)
3 イマヌエル・カントという名の男(カントの女性観
孤独な哲学者・カント
モラリストの笑い ほか)
4 哲学者の死(哲学者の死
軽蔑し、軽蔑される
大森哲学の遺産 ほか)

著作者プロフィール

中島義道

( なかじま・よしみち )

中島 義道(なかじま・よしみち):1946年福岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大学院人文科学研究科修士課程修了。ウィーン大学基礎総合学部修了(哲学博士)。電気通信大学教授を経て、現在は哲学塾主宰。著書に『不在の哲学』(ちくま学芸文庫)、『反〈絆〉論』(ちくま新書)、『私の嫌いな10の言葉』『私の嫌いな10の人びと』(以上、新潮文庫)、『生き生きした過去――大森荘蔵の時間論、その批判的解読』(河出書房新社)などがある。

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