下川耿史
( しもかわ・こうし )1042年福岡県生まれ。性風俗史研究家。早稲田大学卒業後、「週刊サンケイ」編集部勤務などをへて現在に至る。主な著書に「エロティック日本史」「日本残酷写真史」「盆踊り 乱交の民俗学」など多数。
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「旦那、いい写真があるよ」と言ったのかどうか、かつて繁華街の暗がりや通信販売などで売買されたエロ写真―。その歴史は幕末に端を発し、戦地の兵隊の慰問用や、満州や大陸からの流入など広大な背景をもつものなのだ。喜びや哀しみ庶民の感情もいきいきと伝えるエロ写真の数々、さらにはフレンチ・カードなども紹介する、本邦初のエロ写真百年史。
エロ写真のあけぼの
横浜写真と“生活ヌード”の流行
アマチュア・エロ写真の登場
レズ・ブームとエロ写真
エロと芸術の分離
パリ万博とフレンチ・カード
日露戦争とエロ写真
大正のモデル・ブームとエロ写真
SM写真の登場
パロディ・エロ写真の流行
「満州」のエロ写真
爆発!戦後エロ写真
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