ユニークな本のタイトルだが、読み終えてなるほどいいタイトルと実感した。挿絵の昆虫達も情緒あるイラストだ。生物は我々人間を中心に存在すると錯覚しているが、この本は自然の中で人間、動物、昆虫、植物、大気、海洋全てのものが共存して成り立っていることを教えてくれる。蝶は人の生まれ変わりという、短編が特に印象に残った。生きているものはその全てに存在の意味がある、八雲はそういっている。
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内容紹介
八雲得意の昆虫と海・自然をテーマに『霊の日本』『骨董』『日本の面影』より編集した一冊。八雲の描くアニミズム的世界観は、今日どのような意味をもつのか?長男小泉一雄の「父『八雲』を憶う」を抄録。
目次
第1章 夢を食うもの(霜の幻想
露のひとしずく
夢を食うもの ほか)
第2章 生きものたちのコスモロジー(蝶の幻想
蝶
蚊 ほか)
第3章 海の文学(夜光るもの
焼津にて
漂流
日本海に沿って
加賀の潜戸)
この本への感想
怖いばかりでなく
八雲の怪談は怖いばかりでなく、本来日本人が持っている倫理観、魂、男女や親子の愛をうまく伝えようとしている。雪女、おしどり、日本人の微笑み他どれを読んでも日本人特有の今の時代まで共感できるエッセンスが組み込まれている。紀行文においては、八雲の生きた明治の面影、明治のスピリットが伝わってくる。本来外国人の彼がこれだけ日本のことを、私達に伝えてくれた事に感謝したい。
八雲の怪談は怖いばかりでなく、本来日本人が持っている倫理観、魂、男女や親子の愛をうまく伝えようとしている。雪女、おしどり、日本人の微笑み他どれを読んでも日本人特有の今の時代まで共感できるエッセンスが組み込まれている。紀行文においては、八雲の生きた明治の面影、明治のスピリットが伝わってくる。本来外国人の彼がこれだけ日本のことを、私達に伝えてくれた事に感謝したい。
八雲ファンの1人
さん怖い話の中にも愛や道徳やロマンが含まれていて、より一層の怖さが増してくる。これこそが、八雲文学の特有の狙いだと思う。
と金拾兵衛
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