ちくま新書
歴史学はこう考える
松沢裕作
著
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イスラエルとPLOの劇的な「オスロ合意」によって、パレスチナ人による五年間の暫定自治統治システムが動き出した。パレスチナ現代史上、これは英国の委任統治、ヨルダンによる支配、イスラエル占領に継ぐもので、パレスチナ問題は大きな歴史的分水嶺を迎えようとしている。宗教対立とアラブ・ナショナリズムに揺れる中東世界の動向を背景に、パレスチナ和平の行方を探る。
序章 あるパレスチナ人思想家の軌跡
第1章 現代中東政治をどう読み解くか
第2章 パレスチナの土地はだれのもの
第3章 オスロ合意とは何か
第4章 パレスチナ自治
第5章 イスラエルとイスラム政治運動
第6章 中東和平の構想
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