中北徹
( なかきた・とおる )1951年生まれ。経済学者。一橋大学経済学部卒業後、外務省に入省。ケンブリッジ大学経済学大学院修了後、東洋大学経済学部教授。専門は国際経済学、金融論。官邸の諮問機関であるアジア・ゲートウェイ戦略会議で座長代理を務める。主な著書に『エコノミクス入門国際経済』(ダイヤモンド社)などがある。
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本書は、国際経済学を通して経済学の基本理念、なかでも市場メカニズムの機能と限界とを、できるだけ平易に解説し、同時に、世界との関連のなかで日本経済の特異性と問題点を浮き彫りにすることに主眼をおいている。いわば、国際経済学という外に開かれた窓をとおして、現実の日本経済を深くよく理解するという意図をこめて書かれている。日本経済の特質は国際的な文脈のなかでこそ、いっそう鮮明に映し出されるからである。
第1章 貿易はなぜ行われるのか
第2章 貿易黒字はどこへ行くのか
第3章 円高と産業構造の調整
第4章 企業はなぜ海外生産をするのか
第5章 日本の物価はなぜ高いのか
第6章 消費者と消費者運動
第7章 豊かな生活のための政治経済学
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